完全に出遅れましたが、昨日読みました。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)西の魔女が死んだ (新潮文庫)
(2001/07)
梨木 香歩

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最近、映画化されました。
そのため特設コーナーにごっそり移動していて、10分本屋をうろうろして見つけられなかったw

中学に進んでまもなく、どうしても学校に足が向かなくなった、少女・まい。
季節が初夏へと移り変わる1ヶ月あまりをママのママ、「魔女」ことおばあちゃんのもとで過ごします。
野いちごを摘んでジャムにしたり、裸足でシーツを洗ったり、ハーブティーを畑に撒いたり。
おばあちゃんとの、質素で慎ましやかで、でも温かい毎日。
やがて、まいはおばあちゃんから「魔女修行」の手ほどきを受けるのですが…

私が泣いてしまったのは、巷で「泣ける」、と言われている最後の3ページではありませんでした。
夜、布団の中で、まいがおばあちゃんに「人は死んだらどうなるの」と訊くシーン。
電車の中で読んでいたのですが、ぽろっときました。
あ、やばいと。(泣)

ママに「感受性が強すぎるあまり、生きにくい、扱いにくい子」と思われているまい。
でも、私には、まいは聡明で、ママやおばあちゃんが大好きな普通の女の子、のように見えます。
なんていうか、「ああ、わかる。」、という感じ。

魔女修行の肝心かなめである「自分で決める」というのは、大人でも難しいですよね。
生きている以上、何でも一人で決められるわけではないし。
それゆえ、「生かされている」とも言えるのですが。

今の自分の境遇と相通ずるものもあって、よいタイミングで読めた本だと思います。
でも、続編の『渡りの一日』はいらなかったな。(苦笑)

薄い本なので、じっくり読んでも1時間くらいで読めてしまいます。
ちょっとずつ読むのではなく、たっぷり時間をとって、一気に、ぜひ。
★★★★星4つ。

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